テーマ 精密機器類の落下衝撃解析におけるソリッド要素の利用技術
会 場 大田区産業プラザ(最寄駅京急蒲田駅から徒歩3分)→ 地図
6階 G会議室
開催日 2012年 7月 27日 金曜日(本セミナーは終了いたしました)
時 間 13:20-16:45
形 式 聴講型(実習ではありません)
受講料37,800円(税込)
お申込み 受講希望セミナーと人数を弊社info@lancemore.jpまでご連絡ください。
内 容 13:00-13:20:受付
13:20-13:30:挨拶、会社紹介
13:30-15:00:ソリッド要素の精度と時間
15:10-16:00:ゴム材料及び発泡材料のためのソリッド要素の適用技術
16:10-16:40:プロジェクト紹介
16:45頃終了
* セミナーの時間配分は変更される場合があります。その場合は本ページにアップいたします。
* 受講料はセミナー終了後請求書を発行させていただきます。
* 真夏の季節のセミナーなので服装は自由で、軽装でも構いません。
概 要
1コマ目:ソリッド要素の精度と時間
 機械部品の強度解析では、部品をソリッド要素でモデル化せざるを得ない問題が多数あります。ソリッド要素では、六面体要素のほうが四面体要素よりも精度が良いケースが多いですが、メッシュ作成が技術的に難しかったり、工数的に難しい場合があります。そこで、CAE実務の現場ではオートメッシュ可能な四面体要素を積極的に利用することが望まれています。一方で、四面体要素の利用については多くのユーザーが精度についての不安を持っています。非線形解析の対象は多岐にわたるためケースバイケースで使用要素を選択しなくてはなりません。 本セッションでは、ソリッド要素の精度と計算コストに焦点を当てて、問題に応じたソリッド要素の選択指針について、弊社で実施したベンチマークテストの結果をもとに解説する予定です。

2コマ目:ゴム材料及び発泡材料のためのソリッド要素の適用技術
 精密機器類の落下衝撃解析において、防振や衝撃エネルギーの吸収のためにゴムや発泡材を考慮した解析を要求される場合があります。
 ゴムやフォーム材料は非線形弾性体に分類されます。弾性体ですが線形弾性体とは挙動が大きく異なります。ヤング率とポアソン比を定義するだけで済む線形弾性体に比べて、解析を行うために必要な準備が多く求められます。そのためモデル化には多くの苦労があります。
 ゴムやフォームのような非線形弾性体の解析で遭遇する問題の特徴は、緩衝部品の性質上、大きな圧縮変形を受けてメッシュが著しく潰れてしまうような状況下でさえも計算を続行する必要があることといえます。
 本セッションでは、これら非線形弾性体のメッシュ作成指針について、弊社で実施したベンチマークテストをもとに解説します。またLS-DYNAにはこれらの要素の潰れによる計算エラーを克服するためにラグランジェ要素以外の要素が多数導入されています。ここでは、非線形弾性体に対してEFG要素を利用する場合について考え、適切なパラメータ設定について調査した結果についてもご紹介する予定です。

3コマ目:プロジェクト紹介
LSTCユーザー会参加報告、音振動解析の機能紹介、材料データベースの紹介等
キーワード 六面体(HEXA)要素, 四面体(TETRA)要素,四面体2次要素,EFG要素,ベンチマークテスト,
落下衝撃解析,ゴム材料,フォーム材料,緩衝体衝撃吸収解析